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 第10回掲載 ディスクインプレッション(wildさんより)
PSYCHO-DELICIOUS/PINK
('98,1,28 アルファムーン:MOON-28038)

 中学一年頃、毎晩寝るときに洗脳される様に聴かされた音楽がある。それが”PINK”の「PSYCHO-DELICIOUS」である。テクノ的で理解しにくい歌詞(大変失礼!)のこのアルバムはそれでも妙に耳に心地よかった。
 PINKと言うバンドは言葉では表現しにくい。全員が大学卒のインテリで音楽をやらずともメシを食えたであろう人達がそれぞれガッチリした音楽活動をし、”日本のポリス”と言いたくなる程、結成時(あるいはセッション時?)から高い音楽性を示していた。3rdにあたる「PYSCH-DELICIOUS(サイコーにデリシャスともじった)」は、それまでの混沌とした勢いの最高潮に達した作品だと思ってる。
 高揚感ある「BODY&SOUL」から始まり、出だしのギターのリズムが小気味よい「Naked Child」、CMにも使われた「Keep Your View」、全面的にテクノビートに乗ったPINKらしい「SCANNER」、深夜特急でも見ている様な「Shadow Paradise」、幻想的な曲「SLIP INTO FIRE」等。全体的にポップ感を損なわず、聴くならどちらかというと夕闇漂う雰囲気で聴いた方がいいだろう。最後のテクノ・ニューウェイブ派、デジタル系のミクスチャーの先駆者、はたまた偶然に集まったセッションバンドとも取れる、当時、シュールなこのアルバムを”ブルーハーツ”にはまった中学生に理解しろと言われても無理な話で、兄貴に「このアルバムいいだろ」と言われても「うん、いいね」ぐらいしか返答のしようがなかった。しかし、今聴いても聞き飽きる事ないアルバムだ。特にこのアルバムに限らずバラードは非常に出来がいい。ちなみにこのバンドのメンバーは今考えるとすごいメンツだと思う。近田春男&ビブラトーンズにいた福岡ユタカ、数々のサポートをしてるスティーブ江藤、「ちわきなおみ」「ウィラード」「デルジベット」等プロデュースした岡野ハジメ、いたる所でキーボードを弾いてるホッピー神山。解散後のソロ作は何故かPINK時代のものを越えてるとは自分には思えない。「PSYCH-DELICIOUS」はPINKというセッションバンドで偶然集まったミュージシャン達が残した”奇跡”だったかもしれない。

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