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 第15回掲載 ディスクインプレッション(wildさんより)
セキララ/SHERBET '96.7.24 TOCT-9531

 鬱蒼とした林の中にある静まり返った美術館で一枚の絵画を見ているように気持ちが安らいだ。最初に聴いた感想はこうだった。実際フィルムでも見ている様に頭の中でイメージ出来た。
 ブランキージェットシティの浅井健一(ベンジー)がバンドに行きづまりを感じて始めたソロプロジェクトはアコースティックな作品で、これが情緒感とも旅情感ともつかない綺麗な作品で、聴いていて遠い昔を思い出し、田舎にでも旅に出たくなった。ベンジーの詩は独特の世界観で僕の知らない世界でした(アーティストってそういうもんだろ?)。一種のパラノイアとも取れるけど、それはベンジーにしか語れない(歌えない)モノでそこにいつも僕は惹かれる。このアルバムもやっぱりベンジーの世界観が純粋な詩で綴られてるからとても好きなんだろうな。
 さて、CDとアナログ(レコード盤。今では高額で取引されてるみたい)では若干、曲順が違ったりアナザーテイクバージョンだったりとややこしいけど、1曲目の「水」はタイトル通り透き通った感じで”もしも誰かを愛したら素直な/その気持ちをその人に伝える”で始まり、”いつの日にかみんなどこかへ消えてしまう気がする”でどこかもの悲しい感じで終わる。「国境線上の蟻」にもリメイクされて収録されてますが僕はこっちの方が心に伝わるので気に入ってます。って言うか聴いた瞬間に鳥肌が立った、何回聴いても胸が掻きむしられるような気がします。2曲目の「760」はモノトーン煙る路地裏でロカビリー少年が街を歩いてるって感じ。3曲目「きせき」は小さな子供の目で世界を見たらこんな感じだろって思わせるほどピュアな印象を受けると思います。”平和な世界がやってきたら、きっと僕は退屈で生きては行けないだろう”なんて歌詞はベンジー以外には書けないだろう。次の「ソリ」は聴いていて本当に吹雪の中、ソリを引いてる錯覚に陥りました。6曲目「麦」は冒頭の”鬱蒼とした...”のイメージ通りの曲、ピアノとストリングかギターだけのインストロメンタルですが、ベンジーの”静”の部分ってところかな。7曲目「BLACK BUTTERFLY」はバイオリンの音色が情緒感溢れる曲調でそれにアコギの3連符のリズムからベンジーの歌声が一段と響き渡る感じで、聴いててに旅に出てる感じがします(蛇足ですがローカル線で旅行中に、電車の中に本当に蝶が窓から入ってきて、その時、この曲をウォークマンで聴いていたのでその光景に感動した憶えがある)。シングルにもなった9曲目「ゴースト」ではNHKのポップジャムに出演し、司会が「秋の夜長、アコースティックの調べ、胸にジーンときて、なんだか人恋しくなっちゃいますね」と述べていたが、切ないという意味では同感です。僕の感想、または曲のイメージを簡単に書いたが当の本人はインタビューで「シャーベットと言うのはブランキージェットシティ(街)にあるシャーベットストリートという通りの出来事について歌にしてみました。シャーベット(通り)は緑が多くて、朝日がとても気持ちいいです....え〜、シャーベットは殆ど一発録りなんで、ダイビング作業はやってない。だから、ブランキーもハートは伝わるけど、シャーベットもハートが伝わると思う」、「今後どんな活動をするかと聞かれたら”かっこいい音楽をやってく”ってずっと答えると思う」と確か話してました、相変わらず話しが見えないインタビューの受け答えですがアルバム全体に清涼感があり、バラードばっかりだがカッコいいです。僕は一回聴いただけで気に入りました。そしてベンジーの音楽の感性、才能はすごいと改めて思いました。ノイジーなサウンドに飽きた方、たまにはアコースティックなものが聴きたいとおっしゃる方、一度おためしあれ。

(全部のインプレに言えるけど押しつけはしません。ただ、僕らなりの感想、内容で書いてるだけです)

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