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 第38回掲載 ライヴインプレッション(wildさんより)
SION tour1999 12月8日 渋谷公会堂

 ほんとの強さって何だろう・・・よく人に「お前タフだねぇ」ってたまに言われる事がある、「別にそうでもないけど・・・」っていつも相づちを打つが理由は何となく自分で分かってる、”守る人、失うものがないから”。別に悲しくも寂しくもないけど、逆に”守る人が居る”って人は強いのか?・・・逆に弱みにもなってしまうけど、そいつはきっとそれで毎日、笑って生きていけるんだろうな・・・ライブ中、殆どそんな事を考えていた。
 12月8日、冬が本格的な事を告げるように俺が会場に着いたのは開演6:50分前ぐらいでもう空は真っ暗だった。全席指定なんて本当に久しぶりだな。残業があったけど途中で放り投げて抜けてきた。一旦、着替える余裕があったので着替えてきて正解。二階の席でぴあで買う時、どの位置が(って言っても列の端か真ん中ぐらいだけどね)いいかって選べたので迷わずど真ん中の席を選んだ。開演前がもうすぐだってのに人はまばらなくせに俺が買った列だけは全部埋まっていた。ちょっと窮屈だな。客層は予想してた通り高め(笑)。しかも家庭持ちと思われる方多数。もしくはカップル。俺の列も俺以外はみんな二人連れだった。まぁいいか、関係ねぇ。タバコを吸いにロビーに出たりトイレいったりして「そろそろかな」と思い、客席に戻る、アナウンスが流れ終わっても会場全体でコールするわけじゃないが”シオーン!”とかチラホラ聞こえ始めてきた。いきなり客電で落ちてオープニングS・E無しでライブが始まった。みんな立つのかと思ったけどそんな気配が全然ないのでちょっと落胆したけど、いつもこうなのか?楽しめればそれでいいけど。
 アルペジが印象的な「カサブタ」から始まる。出てきた時、”あ〜、元気そうだな”ってちょっと嬉しくなったのが素直な感想だった。新譜からのナンバーだが、残念な事に俺はまだ聞いていなかったのだ。聴こう聴こうと思っていたけど中古CD屋に置いてなく、サイフの中身も寒かったから・・・。ブルースっぽい2曲目の「ZERO」の後のMC「ど〜も・・・、元気でしからか?。新しいアルバム”Discharge”もあとちょっとで宇多田ヒカルに届きそうですが・・・(笑)聞いて貰えたでしょうか?今日はそん中全部演るから。後、今日は一彦(G)も来てるし、楽しんでってください」そして、聞いたことないが妙に引きつけられてた「猿」”♪何でも出来ると思ったのは何にもしてない時だった。錆び付いた顔で錆び付いた顔で死んでいく・・・何か怖い事でもあるのかよ!?頼むから・・・おい!”相変わらず痛々しい詩だった。終わると正直に拍手をした。続けざま怒濤のリズムで更に引き込まれる、まるで荒波にでも引き込まれるように。歌の最中、SIONは徐々にテンションを上げて叫びをあげる。歌が終わり客が何か言った後「ホントかぁ?」と笑って答える最中、ピアノが静かに鳴り響く。「俺の声」だ。歌い出した瞬間鳥肌が立った、マジで感動した。メジャーデビューシングル曲で俺が最初にちゃんとSIONを聞いた曲だ。続いて池畑のドラムが淡々と響かせギターが絡んで「少々インチキでかまわないから」、SIONの歌い方はデビュー当時と変わってないかな。歌い終わって一息「あ〜・・・・元気?」”げんきー!SIONは?”(女性の客)「まぁまぁかな、楽しんでくれてる?」拍手で返す俺等。ガラガラ声で歌い始めた「薄紫」。”♪嬉しいのは貴方に誉められる事で悲しいのは貴方に裏切られる事だった。好きだったから、貴方に裏切られたくなったし、好きだから許せなかった。サイレンが鳴る頃、薄紫の空を見てた・・・”優しい曲調でオルガンの音が暖かった。次の「傘」あたりから段々メランコリックしてきた。バラード調の曲が多かったからな(笑)。「サンキュ!」で俺は目を覚まし「ガード下!」ギターとドラムがいいな。特に終わりの方のドラムが圧巻だった、歌ってるSIONも見ていて痛々しかった。「通報されるからに」はとにかくノッてた。CDより早めでライブだと更に力強い歌だな、いやホントに。っで、「月と空き缶」は新譜からでオイラ聞いてないけどアコギの3連府の出だしでめっちゃ格好良かった、ROCKだ。”スリルを追いかけ、敵なしの夜・・・奇跡に近い尖った夜!”曲が終わった後MC「え・・今回のレコーディングからちょっと一緒にやる事になりました、喜多山誠(G)です。レコーディングはもう随分前から手伝ってくれてたけどツアーに回るのは始めてです、(the)GROOVERS、藤井一彦(G)。細海さん(Key)も久ぶりです。井上富雄(B)、池畑潤二(Dr)」ルースターズのライブCDをちょっと思い出した。そして静かにピアノが鳴り響く。

 話したい事があるわけじゃなく、ただ・・・ここにまだこうして居たいだけさ
 相づちくらいならまだ打てるし、誰かに絡んだりしないからよ・・・

 もう一杯、飲ませてくれないか?もう一杯、薄くていいからよ
 古いスピーカーから流れてる来るこの歌が今も大好きだ
 ずっと好きでいるって事はとても難しい筈なのによ・・・たまらなぇ、腹が立つくらい
 たまらねぇ・・・また助けられてる
 言わなくていい事しか喋っていない、ろくでもない一日の終わりに
 聞かなくちゃいけない声は聞こえているさ、ろくでもない明日にしたくなければ

 新曲だから全部書くとマズいのでこんぐらいにしとこう。泣けた。もし俺にカミさんが居たら絶対泣いてる・・・、別に俺は飲んべぇは好きじゃないけど暖かすぎる。「危険な程優しい歌を歌う」って前にTVで紹介されていたが、今は身に染みて分かったそうな気がする。最後に「ラララ〜」と鼻歌のようにブルースを奏でて終わった後「え〜、今度のアルバムに入れようと思いますがどうですか〜?」いいね〜、聞きたいッスよ!「これから古いの演るからみんな立て!踊りませんかー!?」この問いにめっちゃ立ちたい!っけど2階席は殆ど立っていなかったので前のめりになるのが精一杯だった。すいません、SIONがマイクスタンド持って前に出てきたのに・・・♪新宿の片隅から〜・・・ずっと前にも確かこんな〜、こんな別れ方を〜”したような気がする!!”マイクを客席に向け、客は大合唱した。スタンディングで見たい気持ちが沸き上がってくる。アルバム「SION comes」の中でひょっとして一番好きな曲かもしれない「もう一回」。♪なかなか切り出せなかった二人がゆっくり話だすよう〜”の部分が好きです。そして本編「ここで」で舞台裏に引き上げる。”シオーン!”早めの手拍子でアンコールを求める。
 一人で舞台に戻ってきた、嬉しそうな笑顔で。「(アンコール)ありがとう」客が何か言うと「それもありがとう」”秀樹(本名)かっこいー!”「秀樹・・・親不孝の数々を思い出す・・・(笑)」アコギ1本を抱え「12月8日やからね・・・」”ウォー!”嬉しかったや〜。♪二人に疲れては一人に戻り〜また誰か恋しくてまた繰り返す・・・。手拍子を釣られてやったけどちゃんと聞きたかったから途中で止めた。♪12月、街はクリスマス気分〜・・・。Bメロの部分はギターを弾かずボディを叩いて歌った。自主制作「新宿の片隅」と同じように。「すっげー・・・楽しくやっているメンバーを紹介します。え〜、色々やってもらってます喜多山誠!嘉多山誠。グルヴァーズからアルバム「TRINITY」も順調なようだ。藤井一彦!カモ〜ン藤井一彦。久しぶりに一緒にやって楽しかった細海魚、細身魚です。井上富雄!井上富雄です。モンスターズイノベーションのモデルやってます池畑潤二!」拍手で迎える。「じゃ、楽しいの」と行ってカントリー風の「愛してるや」をやった。マンドリンがいい味だしるなぁ。Happy go Luckyって感じや。「お前がいる」めちゃくちゃ暖かいようだけどどこか力強い曲だ。♪お前がいる〜、お前がいるから〜、まだ行くぜ!石にかじりついても・・・すごい好きになった曲だ、涙腺が潤んだかも。帰りの電車の中ずっと歌っていた。「どうもありがとう、ほんとありがとう」と言ってサラっと終わっちゃった。”まだ聞きたい”って手拍子した。そしたらあんまり時間を置かずに戻ってきた。「こんなに読んで貰うと新宿のファッションリーダーとしては(笑)・・・あ〜、もう1曲だけ」ギターのアルペジが鳴り響くと嬉しくなるような曲だ。ちなみにこれCMソングです、鈴木保奈美が嫁ぎ先から子供連れて実家に涙ながして「帰って来ちゃった」が印象深いお茶のCMだったな、これ選曲したヤツはセンスあるわ。今日のライブの感想で優しくて暖かいって印象をモロにまとめてくれたような曲だ。”♪いつでもここにいるから帰ってきていいんだよ〜、そう思えばあと一つ二つ出来る我慢も増えるでしょ。がんばれがんばれ!”「え〜、ホントにありがとう!まだちょっと早いですが”メリークリスマス!””良いお年を!”どうもありがとう。元気でな〜、元気でな〜、また来年な〜」この「元気でな〜」がやたら笑顔で言ったSIONの顔が印象深かった。ホントに元気貰ったようで少し優しくなれるようなそんな感じのライブだった。
 12月の渋谷で俺は大事な人が居る強さってのをボーっと考えながら優しい気持ちになってた。

☆SET LIST☆
 1.カサブタ
 2.ZERO
 3.猿
 4.徐々に
 5.俺の声
 6.少々インチキでかまわないから
 7.薄紫
 8.傘
 9.エレファントソング
 10.ガード下
 11.通報されるくらいに
 12.月と空き缶
 13.ろくでもない明日に
 14.新宿の片隅から
 15.もう一回
 16.ここで

 EN1.12月
   2.愛しているや
   3.お前がいる

 EN1.がんばれがんばれ

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