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 第74回掲載 ライヴインプレッション(wildさんより)
2002.6.30 日比谷野外大音楽堂”SION-YAON 2002with THE MOGAMI”

”あんた、耳と心で俺の音楽が聴くこえるか”

SION、41歳(天才バカボンのパパと同い年らしい)。この人の魅力を簡単に説明できない。 一応、過去のインプレで書いたけどあれで全部なんて思ってないし新作「UNTIMELY FLOW ERING」もいい出来だと思ったけど「これはすごいぜっ!過去最高のアルバムだっ!」みたいに興奮したワケでもない。”ただ、なんとなく好き”って程軽い気持ちでもない。難しい・・・。 取り合えずSIONには梅雨どきの野音と12月の渋公ってのがパッケージ化されつつあるが 毎年、景気が落ちようがあがろうが野音でやるってのはある意味すごいかも。酒飲みながら観るってのが”正しい観方かな”って勝手に推測して野音に臨んだ。気分的にはBADだ。 体の中にイライラが出口を見つけられずに溜め込んだまま何とか普通にライブみよう・人に迷 惑かけないようにしようと思って臨んだ事を付け加えとく。当日の天気は晴れとまでは言わない曇り。新橋駅からテクテク歩いて途中のコンビニで酒買っていく。日比谷の公園が見えてきて 「久しぶりだなぁ〜」と去年は2回ぐらい来たのに今年はたぶんこれで野音に来ることはない。 会場の入り口の坂を登って中を見るとちょっと寂しいかなって客席を見て後ろの方でタバコ 吸ったり席でビール飲んだりしながら開演を待ってる。席でも平気でタバコ吸ってるヤツが居たので自分もビール飲みながら6月の空の下に居ることを実感する。尿意を催したくなって「も う始まるかなぁ・・・」って躊躇してると開演のアナウンスもなしに時間きっかりにメンバーが登場。 。
  「どうも、どうも〜!」ってSIONが笑顔で手を振って登場。1曲目は新譜からの「小さな天使」池端の鉄のドラミングが野音に響く。この曲ブルージーな曲調でナーバスな俺にはすごい力をくれる曲で好きなんだ。続いて「通報されるくらいに」景気のいい曲だ。椅子に座ってるが立ちたいって衝動としみじみとビール飲みながら観ていたいって気分が俺の中で同居している。シオンはノリノリで強く歌ってる「♪・・・時間はまだあるからって、そうゆっくりしてられないんだ〜」藤井一彦もサビのコーラスで一緒に歌ってる。「サッカー決勝戦の大変な日に俺達の決勝戦に来てくれてありがとう〜」どっと会場から笑う声が沸き起こった。「歌うから踊りまくって最後まで楽しんで帰ってください」陽気な曲でMOGAMIのメンバーも楽しそうにプレイしている。「♪非常用のカラ元気を全部呼び出して〜あの車が行ったら渡りきろう 〜・・・しおれてられない!!」ライブって感じを十分に感じた。「どうも、どうも〜」と言って曲間が空いたらから俺は2本目の酒の栓を抜いた。そして大好きな「u-uuu-u」のイントロが鳴った瞬間、息を呑んだ。震えてサビに来たときには声にならない泣き声をあげてしまった。 ライブが終ってからもずっとこの歌が頭にこびりついた。
「♪俺は貴方が好きだ・・・u-uuu-u〜俺は謝れたのか?u-uuu-u〜生きてる間に・・・」そんな俺の眼前ではアナーキーの茂がタバコを旨そうにふかしてた。新作から”悪いな、俺はまだ笑えるぜ”というキャッチコピーを付けた曲。前方の方で上半身裸になった男達が肩組み ながらずれたノリで踊っているのをほほえましくなった。曲が終ると違う男の客が「傘はいらんよー!」とシオンに向かって大声で言ってた。「懐かしいのを・・・」と言って何の曲やるのかなぁ〜と期待してやった曲は「蛍」だった。ピアノが野音の空に溶けてSIONが優しく「♪蛍を見るなら〜・・・」歌い出しても歓声と拍手は止まらなかった。市の坂川が何処にあるか知らないけどすごい和やかな気分に浸って優しい6月の風が吹いた。「♪・・・もう何年も20何年もそこに帰ってないけど・・・」この辺は私生活が滲み出てるなぁ。。曲が終ると6月の初夏の季節に野音を選んできた理由がわかった気がするよ、この空間はSIONの唄声によく似合う。曲が終って拍手してメンバー紹介。「松田君、藤井一彦です、細見サカナです、井上富雄です、池畑ジュンジ・・・・THE MOGAMIです!」そしてしっとりと「薄紫」をやる。

 ♪嬉しいのは貴方に誉められる事で
  悲しいのは貴方に裏切られる事だった。
  好きだから、貴方に裏切られたくなったし、
  好きだから許せなかった。

 この部分で無性に泣いた。わかんないけど間抜けなほど泣けて6月の空を見上げた。「♪サイレンが鳴る頃、薄紫の空を見てた・・・だけどここにしかない空を見てる・・・」そんな俺とは関係なく前の椅子に座ってる子供はポッキーを食べてた(笑)。タクシーは聞いたことない曲だけど味のあるバラードだな。このあたりになると立ちあがって観る客が多くなって、あのピアノが響いた。明るく照明がついたステージをゆっくり歩きながら歌いシオンはサビの部分は歌わず客の顔を顔を見ながら嬉しそうな顔だった。(♪俺は王様だちと思ってた〜、俺の声で誰でも踊ると思ってた。だがしかし、俺の声はピンボールさ・・・・跳ねてるだけ〜)「カズ!行こうー!」一彦のギターソロで前に出て来る。曲が終って一彦がアメリカンなギターのアドリブを弾いて「ここで」を演ったが、自然現象に駆られて俺は便所に駆け込んだ。戻ってくるとさっきから前の通路に詰め寄ってる客がチラホラ居たんでつられて俺も前の方に詰め寄った。AブロックとBブロックの間の通路でずっと見てた。SIONがよく見えて良かった・・・。 アルバムと一緒の衣装なのね。楽しい感じで一杯にロンクン・ロールで新譜からのナンバーで「♪一瞬、この一瞬のタメに、生きてる気がして、そんな気もしてー!指一本あげながら踊った。次の曲、ミュートのアルペジでカズが仁王立ちで弾いてシオンが叫ぶ。これが格好よかった!!荒荒しい感じで・・・パンキッシュだな、「♪たぶん、思うように事は運ばない たぶん、いつかのように打ちのめされて だけどたぶん、いつかのように立ちあがって俺は行きたい場所に足を運ぶさ〜!俺は行きたい場所にまた一歩踏み出すさ〜!」曲が終ると興奮してウォーって叫んじゃった。間髪入れずギターカッティングでギンギンのロックをかます新作から「ちょっとでいいんだ」。気がつくと野音は真っ暗になって野音が段々と盛り上がって来て、イントロだとわかんなくて「♪新宿の片隅から〜罵りあう街を見 てた〜・・・」歌い出した瞬間、どっと前に走っていく人達が一杯居て後で問題になったけど俺は楽しく てしょうがなかった。「♪・・・・・ずっと前にも確かこんな〜、こんな別れを・・・」(したような気がする!)みんなで一緒に叫んでSIONも「サンキュー」と楽しそうだった。曲が終ると一旦みんなイ スから降りて何人かは警備員に言われ席に戻ったが曲が終ってもSIONは「いや〜、楽しかった」と満足そうだった。いつのまにか俺のTWO DOGSも空になっていた。ギターを取り替えてる間に楽しかった空気を包むようなピアノが鳴って、また大好きな曲で涙が流れた。「ろくでもない明日にしたくなければ」が始まって証明が青一色にステージを彩りシオンがゆっくり歩きながら歌った。さぞかし回りの人には変な人に見えただろうなぁ。TWO DOGS片手に泣いてるって・・・。手拍子してる客も居たがそれはそれぞれの楽しみからだろう。ステージのSIONを見ると”生”を感じずには居られない。最後の部分で優しくヤケになって歌うSION「♪ラ・ラ・ラ〜ラララ〜・・ララ・・・・」 「ありがとう〜!楽しかったぞー!THE MOGAMIです!サンキュー!」といってステージから去っ ていくメンバー。
 アンコールで新宿のファッションリーダーSIONは衣装替えしたようで帽子被ってるように見えた。そして客はみんな椅子の上に立っちゃって見づらいからオレも柵に足を乗っけて見る。「♪たとえば〜・・・・たとえば〜俺は〜蒼をもち〜俺は透明を〜持ってる!サンキュー」なんの曲のアカペラかわかんなかった。「イェイ!すばらしいメンバーを紹介します、グルーバーズから藤井一彦!キーボード細見 魚、ベース!井上富雄!ドラムス、池畑ジュンジ!ギター、松田君!・・・・THE MOGAMIです!」 パチパチ〜「じゃ、やろうっか」変に気負うこともなく和気あいあいとメンバーがプレイする。「♪・・・いつものようにシャランと鳴らそうぜ〜!」曲が終わるたびに「Oi!Oi!・・・・」のかけ声があがりさながらサッカーのサポーターだ。そして民謡みたいな曲が始まるとまた歓声が上がる。「♪・・・波にさらわれて〜崩れ!溶けて!消えてだからまた作る!波打ち際で砂の城を作って〜、悲しくはない〜、これが好きだから〜ラ・ラ・ラ・・・・・」曲が終って松田さんがアコギに替えるとジャンジャカジャン・・・と弾き始めSIONがハープを鳴らす。”おぅー!”と俺は歓声をあげてしまった。「♪楽しい事だけ考えてみるさ〜、 少々無理したってそうしてみるさ、後ろ向きの想いは後ろにしか行かない! ましてそんな気はサラサラない!」もうみんなで一緒に口ずさんで「♪・・・お前が居る〜・・・お前が居るから〜・・・」のサビでは 思わずSIONに向かって指を指してしまった。本当に今日のSIONのライブに来たからこんなに気分がオレは晴れた。そして楽しい空間もラスト。「がんばれ、がんばれ」で締められた「・・・♪雨が上がったから〜犬の散歩に出掛けたよ・・・」の部分で降り始めて来た雨がステージに反射してるのを見て歌詞と対照的なので笑いそうになっちゃった。この応援歌をオレは自分に向かって歌ってた「♪いつでも側にいるから〜、帰って来ていいんだよ、そう思うば後一つ二つ、出来る我慢もあるでしょ?・・・がんばれ、がんばれ!!」。他のみんなはシオンのおじさんに向かって腕を上げて歌ったのかなぁ?満面の笑みを浮かべて「あがとうーっ!楽しかったよ!ありがとう〜!」と言ってSIONとメンバーは去って行った。 メンバーが去っても「シーオーン!シーオーン!・・・」の声は鳴りやまなかった。スタッフが「本日の講演は全て終了しました、これ以上の講演はありません・・・」とマイクで言っても鳴りやまなかった。2〜3回同じ「客席に機材が降ろせません、御協力お願いします」と言って片付け始めてもまだ鳴りやまなかった。アカペラでもいいから出てきて欲しかったなぁ。まぁ会場側の問題もあっただろうけど。3年前の渋公に比べたら盛り上がったねぇ、初めてSIONの野音に来たけど・・・簡単に言うと”ひっそりと、そ して暖かいライブ”だと思う。昔のような攻撃性は無くなったけどそれでもいいと思う。だって昨日(6/29) のライブで欲求不満が暴れたワケじゃないのにウソにように消えていたんだ。たった2時間にも満たないライブだったけど泣いたり、微笑んだり大変だったわ。

☆SET LIST☆

1.小さな天使
2.通報されるくらいに
3.午前3時の街角で
4.u−uuu−u
5.傘いらんかい
6.蛍
7.薄紫
8.タクシー
9.俺の声
10.ここで
11.一瞬
12.??
13.ちょっといいんだ
14.新宿の片隅で
15.ろくでもない明日に

EN-1.41
  -2.お前がいる
  -3.砂の城
  -4.がんばれ、がんばれ


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