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 第78回インプレッション

SION&THE MOGAMI 新宿リキッドルーム 12.20

 ARBだったかのライナーノーツに「大人が聴けるロック」みたいな事が書いてあったような気がする。
確かに10代、20代に比べて年を取っていけば刺激を受ける音楽に出会う事もままならないかもしれない。俺も90年代に入ってからの音楽はつまらなかった。。目新しいバンドが英語に何唄っても叫んでも何とも感じないことの方が多かった。そして今日、SIONのライブを観て「あぁ、これが年を取ってからも聴ける音楽か」とフト思ってしまった。いいことか悪いか知らない。無駄に長ったるいコンサートに行くより今日のシオンの方が楽しかったと思う(チケ代もやっぱり大人向きだが・・・)。
 師走に入った季節を新宿リキッドに向かってた。向かう途中、12月に入るとどうしてもSIONの曲が頭にやたら流れる。っつか冬に聴くほうが向いてる曲ばっかり唄うオジサンなんだらしょうがないけど(汗) リキッドについてやっぱり思うのが「7階まで歩くのかよ!!」(涙)あの階段ホントに勘弁して欲しい・・・。ライブ始まる前から疲れちまうよ。7階付近までやっと登ると入り口で密集して入れるまで待たされた。シオンのライブに来てる人って一言で「こういう奴ら」って言えないぐらいバラバラ。10代から30代後半ぐらいの人でパンクス、ロッカー、メタル好きそうな女性、真面目に働いてそうな普通のオッサン・オバサン、「何しに来たの?」っていうぐらいドレスアップした女性。。そんな人達が思い思いにリキッドに集まってエモコア(?)が流れる中を待つ。貰ったチラシに目を落として過去のアルバムが再発されるそうな。いいね、俺持ってないアルバムがまだ何枚かあるからこの機会に買うよ(ヤフオク高いし)。
 客が一杯集まった7時ごろ、ほぼ定刻通りに客電が消えてSEも何にもなしにメンバーが登場。もちろん客電が消えた途端、「シオーン!!」とみんな叫んだ。藤井一彦がジャ・・ジャ・・ジャーーンとギターを鳴らしてSIONの楽しいライブは始まった。シオンの顔は気負うトコロが全くないほど楽しそうに唄ってた。出だしはそんな暖かい感じでMOGAMIの音に酔って踊っていた。そして時々SIONの一行にも満たない詩が突き刺さる。「どうも〜!どうも〜!楽しんで行けよ〜」と腕を上げて行った後もR&Rタイムは続く。藤井一彦も前に出てきて客を煽る。本当にローリング・ストーンズみたいなシンプルなR&Rマジックで楽しい。新作「ALIVE OR ARRIVAL」からのナンバーが続く。中でも「低い空」は個人的にもうすぐ30代のサラリーマンになりそうなこともあって好きだ。「♪たった一日で〜魅惑のバストに〜」で耳を客席に向けると「おっぱい!」とみんなで飛んだ。曲が終わってやんややんや拍手して「いやいや、この忙しい時期にどうもありがとう〜・・・嬉しいなー!嬉しいぞ〜。」イエー!!ミディアム・テンプのリフが流れて等身大のシオンを唄った「ガラクタ」だ。「♪このガラクタは〜このガラクタは〜まだまだ止まらない〜!確かに型の古いエンジンさ〜、だけどまだまだ止まらない〜!」おう!まだまだガラクタな歌を歌ってくれ。そして・・・やっと聴けた「冬の街」!(涙)ギターの音がでかくてアレンジがだいぶ変わったから最初、何の歌から分からなかったけど「♪別れてなんてただの〜・・・」唄い出した瞬間、歓声上げてしまった。どう唄ってもやっぱりこの時期になるとこの歌・・・染みる。

 冬の街は何故か一人歩くのが似合うから・・・冬の街は誰かそっと見てるような気がするから・・・

「ちょっとリキッドでアコースティックていうのも面白いかなと。。」松田さんのアコギが響いて懐かしい歌がリキッドに響いた。シオンの世界が広がった気がして、何か妙に癒されていく感じがする。「♪ノスタルジア 摩天楼の下〜、ノスタルジア 俺は170cm〜、俺は光を抱いている〜こんな・・・はしくれ一人。」 「サンキュー!」客席から「カッケーッ!シオン!」って男が叫ぶと「まぁ、猫背を直したら180cmぐらいあるけど、福山(雅治)だって170cmだって唄ってるからね」すかさず客席から女が「猫背もステキ〜」っていうと「ウッセー!」って照れ笑いしるSION。アコーディオンが鳴ってコミカルなんだけどそれだけじゃない「彼女少々疲れ気味」が来た。「好きにやりなよ」はストリングギターが面白いなと思った、シオンの音楽の幅ってなんか広い。しかしこの歌、久々なんじゃないか??そしてMCで「これをレコーディングした時、俺まだ元気だったからかなぁ。よくお酒を召し上がっていたんだけど、自分のレコーディング中に殿酔で退場になったからね(笑)」と昔のエピソートで笑わした。最高〜シオン(笑)。「『お前はもういい!帰れっ!』って言われて・・・こんな立派になりました!」会場から拍手喝采ですわ。しかし・・・曲が始まっても女性の「退場!退場」って野次が続いた時はちょっと黙れと思った。ウッドベースがなってアコ ーディオンが流れてミラーボールが回り出した。「♪星が一つでも〜見えると・・・」歓声が上がったんでみんな知ってる曲なのかな?俺は初めて聞いた。。ごめんなさい!今日、この曲で一番泣いた!終わった後もしばらくこの歌が頭から離れなかった!

 刺すような言葉や仕打ちに晒された夜も
 だからこそ
 上を向いて行かなきゃな
 顔を上げて行かなきゃな
 悔しさの根っこが朽ちるその前に
 流されてしまうその前に・・
 暗い道を冷え切った風がさらい吹く
 俺は降りない・・・ブッ倒れたとしても!
 前へ・・・

 お前の笑った顔を見ていたい
 お前のその髪を撫でていたい
 上を向いて行かなきゃな
 顔を上げて行かなきゃな
 せっかくの二人がしぼんでしまう
 二人が窮屈になってしまう 
 暗い道を冷え切った風がさらい吹く
 俺は降りない・・・ブッ倒れたとしても!
 前へ・・・
 一つきりの星が照らす街を風がさらい吹く
 俺は降りない・・・ブッ倒れたとしても!
 前へ・・・

終わった後もしばらく呆然としていた。圧倒的とかじゃない。言葉が出なかった。自然と拍手が出た。
基本的にシオンのライブは俺は仲間と一緒に来てワイワイやってたい方じゃない。それよりも一人で来てこの空間とか感動を一人占めして居たい方だけど、大切な人がもし居たらこの歌を聴かせたいな。そんな気になった。そして池畑のドラムがゆっくりとリズムを取り出す。一転してほのぼのとした「雪かもな」に空気が変わった。「ありがとう〜。え〜MOGAMIを紹介します。一昨日か?新宿ロフトをガツンガツン揺らして来た藤井一彦(G)。細海 魚です(Key)。井上富雄!池畑潤二!・・松田文!」シオンにとって最強のメンバー紹介した後、ハマリングで遊んでジャージャ!・・・「♪慌てんな〜!雨が上がったからって〜・・・」この曲、ROCK色が他より強いからかもしれないけどライブ映えする楽曲だ。この後はずっとMOGAMIとSIONの音にずっと酔って踊っていた。「一瞬」ではサビで一本指を上げて一緒に唄っていた(ギターソロで藤井さんがギターガンのパフォーマンスをしてくれた!)。テンションが更に上がって「ちょっといいんだ」はトランス状態。止めは「新宿の片隅から」でフロア前はグシャグシャになった、何人かダイブしようになって止められてたけど大丈夫か?「♪ずっと前にも確かこんな こんな別れを・・・」(したような気がするー!!)新宿の片隅でこんなイカした楽しいライブはクライマックスを迎えてました。俺には次の「素晴らしい世界」はある意味おまけみたいな感じで聞き入って居ました。ちょっと間が空いて松田さんがアコギに変えて・・・泣けてきた(個人的に思い入れがあるので)。俺の大好きな曲。松田さんのアコギは何かいつもより荒いように聞こえたけどそれが返って良かった!!「サンキュ!」とSIONが言って本編は終わり。短いって言えば短いけど十分堪能しました!!タバコ1服してアンコール。
 会場で販売されてる黒のTシャツに着替えてSION登場。「今日、バック転何回やった〜?」と客に聞き「正解!」(俺は見てなかったけど)レゲエのリズムで新曲が演奏されたが正直今はあまり新曲については覚えていない・・・最近のSION節全開って感じで”タクシー”に ちょっと似てるかも。「♪今日、今!ここを歩いて良かった!」ってサビは今日、リキッドに来て良かったなって俺の気持ちとダブった。曲が終わって客が何か言ってたけど覚えてねえ。「よし!大好きなアコーディオン!魚のアコーディオン!」と言えば客席から「魚さーーーん!」そしてほのぼのとした「砂の城」。最後の「ラララ〜ララ〜ラララ〜」はリキッド全体で大合唱。一体感に包まれてめちゃハッピーな気分になって「サンキュ〜!THE MOGAMIです!藤井一彦です、細海魚、井上富雄、池畑順二。」客席に手を振ってステージから去っていく。当然、これで客が満足するワケなくみんなで手拍手と足を踏み鳴らしてアンコール。「シオーン、まだ出来るぞ〜!」とSIONを呼ぶ声。そしてシオンが一人で戻ってきた。アコギ片手に現れたSIONはちょっと照れくさそうに「どうもありがとう」イスに腰をかけた。「それはいいけど・・・体力の限界が(笑)」「まだまだ出来るよー!」と客。ギターをポロンと鳴らして「♪ガードレールに〜・・・」おお!初めてライブで聴く曲だ!口笛も飛び交う。シオンのしわがれた声がリキッドに響いてみんな静かに聞き入いってた。
1番だけ唄って「サンキュ〜」拍手が沸き起こる。「何か(ギターの音が)5、800円ぐらいの音なんだけど・・・もう1万円ぐらい高い音にしてくれ」笑い声の中、ハーモニアカの調節してから「♪二人に疲れては〜」あぁーー!やっぱり演ってくれた(嬉)殆どアカペラの状態で熱唱するSION。凄かった。シオンの声だけがリキッドに響いただけで鳥肌もんだった。「♪12月!街はクリスマス気分〜、あちこちから思い出したようにジョンの声・・・そして!俺と来たらいつもこの頃になると〜なんか・・・なんかやり残したような気分になる〜」やっぱり12月になるとこの歌が無償に聴きたくなる。最高だ。そして最後に「♪赤っかのお鼻の〜トナカイさんは〜」笑顔で手拍子してしまいました。SIONのクリスマスプレゼントやね。
「♪いつも泣いてた〜トナカイちゃんは今宵こそはと〜張り切りました〜」
「また来年会おうなー!メリークリスマス!良いお年を!バイバイ!」と毎年いつもセリフを残してライブは終わった。
終わった後もしばらく前の方は動こうとしなかった。タバコ吸ってリキッドの人達が一斉にあの階段を 降りて帰ると思うと・・・人が空いてから帰りました。
 ありがとう!!いいライブでした。シオンが楽しかったようにこっちも楽しんで帰りました!っが、いいライブが終わると、いつも切なくなる。帰り道、ずっと今日初めて聞いた「星・上を向いて行かなきゃな」を叫び出して唄いたいくらいだった(個人的には今日のハイライト)。楽しかっただけじゃ終わらないライブだったなぁ。来年もまた、この頃になると何かやり残したよう気になってSIONのライブに来て泣いたり笑ったり、癒されたり切なくなったりするんだろうなぁー・・・。


01.41
02.はじめまして
03.11月の空を
04.低い空
05.ガラクタ
06.冬の街
07.ノスタルジア
08.彼女少々疲れ気味
09.好きにやりなよ
10.星・上を向いて行かなきゃな
11.雪かもな
12.通報されるくらいに
13.一瞬
14.ちょっとでいいんだ
15.新宿の片隅から
16.素晴らしい世界
17.お前がいる

18.夕焼け(新曲)
19.砂の城

20.クロージングタイム(弾き語り)
21.12月(弾き語り)
22.赤鼻のトナカイ(弾き語り)



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