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 第82回掲載 ライヴインプレッション

 SION with THE MOGAMI 2004.06.26 日比谷野外音楽堂
 SION's EARLY TIMES...〜SION復刻版発売記念LIVE

 大阪のBC森ちゃんからスカメで「シオン、凄すぎ。選曲は言わないけどすげー泣いたっす。野音もスゴイぜ!行くっしょ?ええなぁ」と飛んできた。森ちゃんが(もう固有名詞でいく)そんなに泣いたっていうのは相当良かっただろうと想像した。「やるせない夜」とかやったのかなぁ〜?ひょっとして「12号室」?? SIONの廃盤になってヤフオクで一時期高価で売られてる旧作が復刻される記念LIVE(と言っても大阪と野音だけだが)。もうライブで長らく演奏してない名曲が聞けるワケだ、メールを受け取ってから更に否応無しに期待は高まる。しかし、何故か前日になっても最近の曲ばかり頭の中で流れる(汗)。SIONの野音はここ3年観てきたが、今年も天気が良くていい風が吹いてる。SIONの野音では毎年恒例なんですがシラフで行って酒呑みながら聴くのと、例え席が悪くてもどうせ中盤以降になったらみんな前に行っちゃってコンクリートの席の上に立って観るから関係ない!(それもどうかと思うが・・・)ってのがあります。
 当日は早めに出て、日比谷に向かった。途中のコンビニで酒を買おうと思ったが道を間違えて公園の周りを探したがコンビニが見当たらない!しかも公園の道路を挟んだこっち側からでもリハの音が聞こえてくる、基本的にリハの音で今日演る曲を前もって知りたくは無かった。新橋側に戻っていくとローソンがあってそこで酒を買って戻った。たった30分歩いただけで汗だくな陽気です(本当に今、6月か?)。五時半の開場になって一通り空いてから中に入った。物販に限定Tシャツが売っていて欲しかったが品切れだった。開演まで後ろでタバコ吸ってビール飲んでたりして待つ。BGMはリチャードヘルの「BLANK GENERATION」だったり”70’sROCK”とジャズが多かったな。ちなみに特に入り口近くの最後尾はぷち無法地帯です。とはいっても別に自由と支配と暴力の真っ只中、という訳ではなくて、普通のライブでは絶対ありえない飲酒と喫煙がさも当然のように行われています。THE MODSのライブでもあそこまで堂々と出来ない(笑)

 「まだかー!早くしろー!」と一人の客が行ってから機材チャックが入って定刻通りに照明が落とされてライブは始まる。席を立って「文ちゃーん!」「順二ー!」とメンバーを呼んでからMOGAMIのメンバーがノソノソと出て来て最後に薄いグラサンに蒼っぽいシャツを着たSIONが笑った顔で出てきて無言で手を上げる。松田文さんがジャカジャカ引き出してMOGAMIのサウンドがまだ完全に日が落ちない水色の空に溶けこんでいく。「♪何一つ〜とっくに信じちゃいないさ〜・・・」SIONのしわがれた歌声。1曲目からこの曲か!今日はいいライブになるなと思いながらこの楽しんだ。どこに居てもその風は吹き抜けるらしい・・・だけど野音にしか吹き抜けない風を感じだ。続いて文さんがストーンズっぽいリフを弾きながら殆ど忘れかけてたナンバーをやる。「どうも〜。今日はBAiDiSの復刻発売記念LIVEってことでBAiDiS時代の曲しかやりません。かと言ってただただ懐かしむつもりは更々ありません。今のMOGAMIでドカンとやるので楽しんでって下さい」。絶妙のタイミングで一彦さんが入って来た。「♪その昔誰も何も信じない男がいた〜外に出たことのない自信だけを大切に抱えて〜誰も知ったこっちゃないから別にかまやしないけど・・・困ったことに奴はいつもかまって欲しかった・・・」ノリノリで聴いていたが、SIONらしい歌詞だなと思って聴いていた。池畑さんのすったりしたドラミングからの曲で周りのオーディエンスは座ってタバコを吸い始めたり、酒を買いに行ってたりした。まぁ、これもSIONならではのライブ風景だな。俺もたぶん初めて聴く曲だから飲みかけのビールを呑んでた。次の曲も歌い出してから「こんな曲だったか?」といつもより新鮮に聞こえた。そして今日のハイライトと言っていい曲「水の中にいるようだ」文さんがギターを弾いて思わず「おぉ!」と声を上げてしまった。個人的にはそんなに好きな曲ではないけど一緒に口ずさみながら観ていたが、だんだん圧倒された。「♪何処にも行きたくなくなったのは〜、何処にも行けなくなったからか〜わがままな無いものねだりが!気まぐれに又瞬きをする・・・水の中にいるようだ〜・・・」毛穴が開く思いがした。本当に凄かったよ。曲の後半のギターソロで一彦さんは観るものを圧倒するようなギターアクションをして引きつりながらギターをかき鳴らしていた。「シオン、サイコー!」と声が飛び交う中を静かにピアノの音が鳴って歌い出した。「♪SORRY BABY〜・・・誰かさんみたいに〜俺に明日見えないから・・・」諭すように優しく歌うSIONを観てめっちゃ泣きそうになった!そういえばSIONの代表曲と言っても過言じゃない曲だけどライブで聴くのは初めてだ。いつの間かギターをアコギに持ち替えてギターソロも渋かった。最後に「♪SORRY BABY〜俺に明日見えんから・・・ごめんなぁ・・・約束なんて・・・とても出きんちゃ・・・こんな俺を恨むかね〜」。SIONがスタッフを呼んで耳元で何か伝える(たぶん音量の関係だろう)。6月の野音にとても似合ってる音が流れて「♪懐かしい想いや〜・・・」歌い出したら歓声が上がった。しかし俺はリハでちょっと聞こえてしまったので感動は半減してしまった。曲が終ってペットボトルを持ちながら「さっき『水の中で』で一彦は倒れてなかったか?大丈夫か?(笑)(ロバート)クワインさんにも聞こえたやろ!いつだったかFUJI ROCKでアイツ、ガード下でニールヤングが乗り移ってスピーカー下に倒れていった記憶があるけど。・無事で良かった」。ここから陽気な感じのナンバーが続いて楽しかったよ、途中でトイレに酔っぱらった足取りで行ったけど。。そしてこれも懐かしい曲だった(全然リアルタイムじゃなかったけど)、個人的には今日のハイライトの一つだと想う。「♪・・・カラッポの水槽は悲しいから〜カラッポのギターケースと外に出した〜。なのに少しもカラッポがなくならいのは〜鏡を見なくてもわかってること〜・・・」2番を聴きながら昔を想いだしたりしたが(山口弁でSIONは歌ったが)、聴くうちに怖くって、やるせない気持ちで胸が締めつけられそうだったよ。「♪あの時とかけ離れた俺が居る・・・」 そして一転してこれも俺にはハイライトな曲だ。「コンクリートリバー」・・・想わず前の方にフラフラと行ったよ(周りもみんなゾロゾロと前の方に詰めて来てかぶり付きでみんな観てた)。もちろん泣きそうな声で大合唱!薄暗くなった中でポツンとライトがSIONに当てられて歌う姿はマジでカッコ良かった!!続いて臨場感溢れるイントロが鳴って、ライトが眩しい中でやった「悲しいのは」。初めて聴く曲だけどこれもめちゃ良かったし盛りあがった。特にサビの「♪・・・風もないのに〜吹かれてたまるか!」の一節は胸に染みた。思うにSIONのライブって曲を全部知らなくても新鮮な気持ちで楽しめるトコロが凄いと思う。ここから飛ばしてあっという間に過ぎていく。「♪目隠しをくれ!その方が良さそうだ!目隠しをくれ!きっと良く見えるだろう!目隠しをくれ!」この曲も好きだでノリノリで拳を上げてた。「ハードレイン」もそんな勢いで盛りあがったし、間髪入れずにやった「KNOCK ON THE HEART」は暴れた(可愛いもんだけど)、SIONの曲の中でストレートに尖った曲で好き。ギターソロでは一彦さんが前に出て来て狂ったようにギターをかき鳴らしOi!Oi!とみんな拳を上げる。止めはやっぱりこの曲「新宿の片隅」だ。ステージ前は狂気乱舞してた。サイコーだ!「SION〜!」とみんな口笛吹いたりしながら呼んで、その中を照明が青に変わってトロピカンなフレーズから「♪ガードレールに沿って〜・・・」おぉー!やっぱりこの曲が最後か。さっきまで暴れてたオーディエンスも聞き入っていた。それを見てSIONも途中で「ありがとう」とポツリと言った。「♪・・・今夜一人きりじゃ〜ないのに!WOO・・・クロージングタイム〜酔いどれトムのブルースを聴かせて〜・・・」最後は「♪WOO〜クロージングタイム〜俺はただの〜紙飛行機になる!」と歌って「サンキュー!楽しかったぞ!」と手を上げてメンバーを紹介しながら一人先にステージから去っていった。
 アンコールは拍手と口笛と歓声の「蛍」のジャケットで着ていたフーテンのコートで登場。これには観客も大喜び。「サンキュ。93年物が出て来たんでちょっと・・・俺は何を考えて生きていたんだろうな」とSIONは笑いながら喋った。聴きなれたフレーズが流れてやった「ありがてぇ」めっちゃ良かった。「♪・・・まぁ、色々あるさ〜生きてっからね・・・」椅子の上に乗っかって観てた俺はほのぼのとした気持ちで聴いていた。終って「じゃもう一発!」とSIONがいうとCDとは全然違う感じで「きれいだ」をやった。めっちゃ嬉しかったです!そりゃ一緒になって歌うわ。ふと空を見上げたらそこには綺麗な月があった・・・、野音でこれが聴けて本当に感動したよ。。
 アンコール2回目は手拍子で呼んだ。そして今度は1stのジャケットのコートを着て出てきて「どうもありがとう。80
年物も出てきたんで(笑)え〜こういうライブも、もうないと思うんだけど、俺は楽しんだけど楽しんでもらえたやろうか?」拍手しながら”めっっちゃ楽しんだで”っていうふうに反応すると「良かった」と嬉しいそうにうなずく。「大事な大事なメンバーを紹介します。一彦!藤井一彦。細海 魚。井上富雄。池畑順二。松田 文。じゃ〜、もう1発景気よく!」荒荒しいギターカッティングから「風来坊」をやった。椅子の上に登って観てた俺は隣の男と気持ちが一緒になったのかすっげーノリノリで観た。過去何回かこの曲をライブで聴いてるけど今日のが一番良かった!「♪・・・あとここで俺はたかが何十年か生きて〜あぁ、嬉しいだのツラいだの繰り返すのか〜!?
 「もう1回やってよー!」と女性の声がデカく響き渡って何人か帰ろうとしたけど前の方は全然動きもしないでアンコールを求めてた。しばらくして「本日の公演は全て終了とさせていただきます」とアナウンサーが告げたが、それでも鳴り止まないコールに最後は一人でタバコを吸いながら出てきた。「ありがとう。でも、もう終わりなんちゃ」と本当に残念そうに、寂しそうに言う。そしてアコペラで「♪待ちくたびれて 柔らかなお前の髪を撫でる オッパイもちょっと突っついてみる たまらんのぉ 微かな吐息 ただ揺れている〜。このままが・・・このままが・・・なによりもこのままが」一部歌詞を変えて客席から笑いが飛んで「いや、ホントありがとうな。乾杯〜!」と手を上げて、そして「気をつけて帰れよ、また逢おうな、元気でな。乾杯〜。バイバイ!」と言い手を上げながらステージ袖に引っ込んで行った。

 こうして野音は終りました。いいライブだった!ありがとう。最初に”ただ懐かしむだけじゃない”って言った言葉は曲を追うごとに、バンドはどんどんグルーブ感を増していく姿を見ればわかる。今日、藤井一彦を観てて”バンド”なんだなって強く思った。 今年の野音は例年みたいに泣きそうで泣けなかったのは楽しいって気持ちの方が断然強かったからだろう。シオンは本当に素晴らしい。人に感動を与えて、素直に優しくさせるってすごい事だと思うよ。酒があれば注いで周ってやりたいくらい楽しい空間と時間だった!それしか言えないよ。

 ※帰るときにチラシを貰ったが今日のライブはDVD化して9/13(SIONの誕生日)に発売されるそうです。

01.もの悲しい風
02.レストレス・ナイト
03.当然のこと
04.腰を上げて
05.こんな大事な夜に
06.水の中にいるようだ
07.SORRY BABY
08.ノスタルジア
09.彼女少々疲れ気味
10.こんなに天気がいいからよ
11.2月というだけの夜
12.コンクリート・リバー
13.悲しいのは
14.目隠しをくれ
15.ハードレイン
16.KNOCK ON THE HEART
17.新宿の片隅から
18.クロージングタイム

EN-1.ありがてぇ
  -2.きれいだ

EN-1.風来坊   

EN-1.このままが(アカペラ)


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